ウドの生態と特徴は、春に萌芽して、春から夏にかけ茎葉が生育繁茂し、晩夏~秋に白い花が咲く。晩秋の降霜で地上部は枯れるが、地下根茎は休眠して、翌春になると再び新芽を出す。大株になると夏に草丈2m以上に成長する。ウドは主に萌芽した若い茎と先端を採取して食べる。栽培されるウドには、軟化ウド、山ウド風緑化ウドがある。ヤマウドは山野に自生する強い香気の天然ウドをいうが、野菜・山菜類の販売先では緑化ウドも山ウドと呼んでいる。
夏から秋にかけて小さな白い花の大集団の花房(大きな花序)をつけ、秋に直径3mmほどの黒色の液果となる。秋の蜜源植物に先立って開花するので、晩夏のまだ蜜源が極少ない時期から咲き出す貴重な主要蜜源植物になる。(但し、セイヨウミツバチは訪花しません。)
◆ 栽培適地:
日当たり良い緩傾斜地を好む。
平地では畝高さ20㎝、株間 50~60cm にして水はけ良くする。
生育適温:15~25℃。収穫時期:温暖地/3・4月、寒冷地/5・6月
◆ 根茎植付:
根株植付けは、12月頃から萌芽前の3・4月(寒冷地)までに行う。充実した根株を2~3芽付に分割して、深植えにならないように植付ける。植付け1年目は根茎育成し、収穫は2年目からとする。
---【重要】---
※到着した種株は細根を切らずに、そのまま植付けてください。
プランター栽培する場合は根茎発達が旺盛なので、
できるだけ大きめサイズ容器をご使用ください。
◆ 収穫準備:
春の萌芽前に、根株上に20~30cmの盛土または行燈仕立てする。盛土または行燈仕立て表面に穂先が覘き、葉が開き加減になったら盛土を取り除き、根株を残して白い茎を掘り採って収穫する。行燈仕立てでは、籾殻や畑土、落葉などを入れる。
◆ 追肥と摘心:
6月中に乾燥鶏糞を施肥して、主幹約60㎝で摘心する。脇芽が伸びて、その後の徒長を抑制することで、強風などによる幹の倒伏を防ぐことができる。
種株を植付けると、2年目から毎年収穫できるが、5~6年経過すると根株の力が低下することがあるので、3~4年を目安として春先に株分けする。
◆ 病害虫:
ウドノメイガ幼虫寄生、黒斑病、フザリュウムなどがあるが、あえて薬剤散布するほどではない。
◆ その他:
地上部繁茂するようになると、グラウンド・カヴァー効果を発揮して、無農薬・有機栽培できる。
※ 青軸ウド:アクや癖の少ない太軸ウド(選別栽培品種)、ご要望は別途ご相談ください。
※ 発送:12月~3月15日、到着後、梱包をほどいて植付時までまとめて軽く覆土して置いてください。
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