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トップバー式養蜂とは ―Warre Hive養蜂の有意性―

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Warre 養蜂の登場!
トップバー式養蜂

巣箱の最上部にバーを渡し、ミツバチの任意で造巣させる方法で、造巣始点となるスターターストリップには次のような方式がある。トップバー下面に巣礎を填め込むためのスリットを刻み、その部分に短い巣礎やバルサ材など突起始点を填め込む方法と、トップバー下面を逆山形テーパー加工する方法がある。

いずれも造巣接着面が大きくなることで、巣板が剥がれて落下することを防止する効果があり、巣箱移動や輸送安全性が高くなる。

トップバー式養蜂の利点は、ミツバチが野生棲息群同様に自然な巣を架けることにあり、『自然営巣群の造巣を巣箱に再現する』ことである。したがって、この養蜂方式は「Natural Beekeeping/自然養蜂」と呼ばれ、欧米の趣味と実益を兼ねたガーデン養蜂では最も広く採用されている。但し、この「自然養蜂」概念は日本語辞典になかった概念で、仏語-英訳からの意訳である。

主に発展途上国で用いられる丸太をくり抜いた横置型巣箱は伝統的なもので、20世紀の帝国主義・植民地時代後期に宗主国によって移植されたトップバー式養蜂箱とコラボレーションされたと考えられる。発展途上国で用いられるアフリカ式、ケニア式、ベトナム式など横置式トップバー養蜂をその国と地域の伝統養蜂と定義したり、はなはだしい場合には「後進国の原始的養蜂」と言ってみたり、「発展途上国で簡便な方法で利用される」など、その歴史的成立の背景を無視して単に現状追認するだけでは、結局は何も説明していないことと同じである。

もっとも今日では、Webツールの普及によって己の養蜂実践を踏まえず、未体験ゾーン幻想や表層的であっても、自分の解釈が及ぶ都合の良い部分だけ、コピペとパクリで如何にもと言うように、表面上の文言をなぞって体裁だけ整えることも可能になっている。その酷い例は「巣枠のサイドバーとボトムバーを取り去ったのがトップバー養蜂である。」と、「翅を取ったら芋虫」流の意味不明な知ったかぶり解説まで加える。

トップバー式養蜂の源流は、20世紀初頭にフランス人修道士 アッベ エミール ウォーレ/Abbe Emile Warre(1867~1951)によって、350巣箱試作から経済性に優れ、蜂に優しい「人民Hive」として寒冷気候の北フランスで開発され、当時の第一次世界大戦後の混乱期に蔓延していた蜂疫病を解決する狙いで、蜜蜂コロニーを無理なく越冬させるために特化して設計された。世界各地の風土と気候に適合して、独自な養蜂スタイルとして発展を遂げてきたWarre Hive、Warre beekeepingであり、Warre beekeepingの養蜂概念は、今日的タイトル「Beekeeping For All」Abbe Emile Warre著によって欧米各国言語へ翻訳出版されている。

トップバー式養蜂(Warre養蜂)の利点

トップバー養蜂(Warre養蜂)最大の利点は、『自然営巣群の造巣を巣箱に再現する』ことにあり、それに適した巣箱形状とサイズ、構造的機能性が求められる。原理的にはWarre Hive300×300×210㎜基準値の複数型モデルとして様々な地域的気候的アレンジを加味することで、欧米ベンチャーが競い合うオリジナルWarre Hive実現が可能になっている。

ここで最も留意すべきは、半円巣板を中心として半円形の蜂球を形成することであり。半円形の蜂球形成は、最も自然で適正な産卵育児圏の構築が可能になり、常時適正な育児温度35℃を保つことになるのである。分蜂から健全生育を遂げた強勢群にあっては、8本トップバーすべてに造巣が完成することが可能になるのである。集蜜環境に恵まれた場合には、この時点で一般的な重箱飼育群の約二倍強勢群になる。
ここがフレームに人工巣礎を貼った重箱巣枠(フレーム)式と決定的な違いである。ボトムバーによって育児圏温度を阻害し、人為的に育児圏操作するラングストロース式養蜂箱とも決定的に大きく違う点である。

トップバー(上桟)だけを組込んだ巣箱仕様の場合は、内壁両端を部分固定し巣板支持するので、採蜜時には箱を逆さにして貯蜜巣板を簡単に切り離すことができる。Warre養蜂発祥の地、ヨーロッパに於けるWarre養蜂採蜜は採蜜専用ルームを設けて、梃子の原理を用いた圧縮分離採蜜が多いようである。

ハーフフレームを使った人工分蜂

トップバーを内装して、ムダ巣や横断造巣をつくらず、トップバー並行して造巣できるようになると、トップバー上に麻布クローチを敷くだけでムダ巣盛上げはなくなり、ハーフフレームを使った巣板抜き出しが可能になる。1枚ごとハーフフレーム巣板抜き出しが可能になると、巣板細部の内検が可能になり分蜂期の人工分蜂が可能になる。ここまでフレーム操作レベルが上がれば、事実上ラ式養蜂に代表されるフレーム(巣枠)式養蜂を追い越したことに相当する。

ラ式フレーム式養蜂の最大欠点は、人工巣礎とボトムバーが産卵育児温度を阻害することにあり、蜂蜜量産の商業的採算要求がある限り構造的にこれを補うことは不可能で、頻繁な内検と緻密な蜂群管理が必要になる。

ハーフフレーム人工分蜂の実践

元巣箱を定位置の脇に置き、分蜂箱を元巣箱位置に置替える。ハーフフレーム8枚の中央部から、王台付ハーフフレーム抜き出し王台蓋が焦茶色になったら人工分蜂適期である。
通常、産卵育児圏巣板の中央部フレーム3~4枚に王台7~10個を造る。内勤若齢蜂の着いたままの王台付フレーム1枚を分蜂箱の中央に置き、左右貯蜜巣板フレーム各1枚で挟み、王台付の育児圏巣板の育児保温を維持する。外勤帰巣蜂は、帰巣定位置を記憶しているので自然に分蜂箱へ入る。外勤帰巣蜂を分蜂箱へ約5000匹相当採り込み、頃合いを見計らって巣門閉鎖、2km以上遠地へ仮定置して新女王蜂誕生と1群形成を待つ。各日齢蜂が人工分蜂群に存在することも、その後の役割分担に応じた順調な蜂群生育にとって必要なことである。

註1、新型巣箱(BF式TB-Hive)は、分蜂箱1段箱仕様で分蜂箱移送のため、アミ付インナーボード、アミ付引出しボードに替えて、トップバー上には麻布クローチを必ず載せる。

註2、2回目の人工分蜂は、一般的に新蜂誕生して蜂群数が復活する6日後に行うのが良い。

註3、女王蜂着きハーフフレームを分蜂箱へ割り出すことで、自然分蜂と同様な人工分蜂操作も可能である。

重箱式飼育とWarre Hive養蜂の違い

重箱式を含む伝統飼育では巣内空気循環が悪く過熱・過湿になるため、スムシが湧きやすいこともしかり、巣内環境差による蜂群健全性の差異と蜂群生育スピードの違い、結果として採蜜量の違い、採蜜糖度の違いなどがあるが、実際にWarre Hiveを利用してその作業操作性の良さ、過重な巣箱を上げ下げする必要が無い。飼育群に対する優しさを実感するのは、貯蜜圏を切り離す、切り離さないことの蜂群へ過大ストレスを与えるか、与えないかの違いだろう。

Warre Hiveでは、この貯蜜圏切断を伴わないので採蜜時の巣落ちトラブルは発生しない。巣落ちトラブルが発生しないため、巣板下部の産卵育児圏に留まることの多い女王蜂圧死による王蜂喪失事故は発生しない。より簡単に貯蜜巣箱を取り外すことで、営巣居住蜂群へ過大ストレスを与えず、安全・簡単確実に採蜜作業を行うことが可能になる。重箱式他と比べて、Warre Hiveの注目すべき決定的な利点と言って過言ではない。したがって、30℃以上に気温上昇する盛夏期の貯蜜重量による巣板自然落下の心配はない。

横置型TBHとWarre Hive養蜂の違い

横置型TBHはOO式やOO型と呼ばれる、その地方と地域の伝統養蜂を受け継ぐアレンジ養蜂がある。丸太をくり抜いてトップバーを並べる単純構造と、逆台形Ⅴ字型に板を張り合わせるものもある。それらは古来の伝統巣箱に、近代的トップバーをコラボレートすることで成立している。

これらをWarre Beekeepingeと呼ばないのは、縦型巣箱複層ではない単洞型であることが、Warre Hiveが持つ特有な機能性を発揮できないことにある。つまり同じTBHであっても、横置型TBHの構造的機能は日本国内で使われる伝統的な横洞型巣箱と同じである。これから解ることは「似て非なるもの」、TBHだからすべて同じ機能性を発揮するとは言えないのである。
したがって、造形的奇抜さや好みとそれを使う満足と充足以外に、Warre Hiveの機能的有意性を知るものにとって、あえて「似て非なる物」を使う必然性はないのである。

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